2024年09月01日

銃・病原菌・鉄

最近、記憶力の衰えを感じています。
子供の頃、父親と一緒に映画を観ることがよくありました。時々、映画を観終わった後で父がおもむろに「これ前に観たわ」と呟くことがあったのですが、その度に「そんなん絶対ありえへん」と思っていました。ところが、最近は似たようなシチュエーションを自身で体験しており、あぁこれだったのか…と思い至っております。ということで、読んだ本や観た映画は極力レビューの残しておこうと思った次第です。前置き終わり。

書籍「銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎」を読了。なぜ、現代の社会では国や地域によって発展の度合いが異なるのか?なぜアフリカや東南アジアの国々が覇権を取ることがなく、欧米諸国が隆盛を極めているのか?それらの問いに対して「環境」が如何に文明に影響を与えたのかを解き明かしながら、1万3000年の歴史を400ページに詰め込んだ大作です。文明の曙から現代まで凄まじい筆致で書ききった「サピエンス全史」に感銘を受けた経験があるので、ついついそちらと比べてしまいますが、全史は本著の17年後に執筆されたものと考えると凄さを感じます。
タイトルは少し歴史をかじった人ならピンと来ると思いますが、「大航海時代」に世界各国を侵略したヨーロッパ人が持ち込んだ「道具」であります。最近コロンブスをネタにしたMVを作った某人気バンドが炎上していましたが、本著を先に読んでいなかったであろうことが非常に悔やまれます。

本著の要点をA4サイズの原稿用紙1枚にまとめることはたやすいのですが、そこから得た情報と、本著を隅から隅まで読了した後に得られるものは雲泥の差があると思います。なぜなら本筋から展開される枝葉の部分にも大きな気付きが散りばめられており、それらをいちいち「ほ〜」と感心しながら読めるからです。例えばある時期までは文明のトップランナーの座が揺ぎなかった中国が、なぜ近代に入るまえに急にペースダウンして欧米の後塵を拝したのか?など。ネタバレはしませんが、なんとも納得の理由です。
歴史が好きな人にはオススメ。

51ArwRu4pjL.jpg
posted by Touchy at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2024年05月29日

ゴジラ-1.0

映画「ゴジラ」を観賞。
まず前置きですが、私は子供の頃ゴジラ大好きっ子でした。大百科みたいな本を何度読み返したか分かりません。しかし実は映画を観たことは無くて、絵本にカセットテープが付いてくるようなやつで想像力を働かせて楽しんでました。小学校の頃、校門の前でゴジラシリーズの映画チケット?を売るオジサンが出没したもんですが、その怪しい感じを横目に益々私の想像力は膨らんでいったのです。
そんな私が観たゴジラといえば、初代の「ゴジラ」、「ゴジラ対ビオランテ」、「シン・ゴジラ」、そして今作になります。いずれも物心付いてしまってからの観賞。

71kTr9y6cQL._AC_SL1500_.jpg

さて今作はアカデミー賞も受賞して話題になったのみならず、周りの人が口を揃えて素晴らしいと絶賛していた映画になります。ちょっとここでハードルが上がったのが不幸だったと思うのですが、個人的にはそこまで感銘は受けませんでした。よくまとまっているとは思います。「シン・ゴジラ」の方が個人的には好みですね。

評価:★★★☆☆
posted by Touchy at 22:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画

2024年04月30日

友だちのうちはどこ?

映画「友だちのうちはどこ?」を観賞。
イランの映画ということで色々文化の勉強ができると期待して臨みました、
田舎町で繰り広げられる、子供が主人公の小さな冒険譚。あまりにも大人たちが理不尽で、これがこの国の国民性かーとゲンナリしました。しかし、あとで調べたところによると、表現の自由が限られた中で監督がメタファーとして込めたメッセージなんだとか。中々私にはそこまで深読みして映画を楽しむことはできませんでしたが、健気な少年を応援して得られた最後の救いは、とても素敵なものでした。
評価:★★★★☆

81hNmSSWJZL._AC_SX342_.jpg
posted by Touchy at 19:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2024年01月14日

THE BATMAN

映画「THE BATMAN」を観賞。
冒頭から陰鬱でアーティスティックな演出が目立ち、これまでのバットマン映画とは違うなと感じました。そのテイストは終始続き、個人的にはとてもクセになるものでした。
今作はアクション映画ではあるのですが、推理サスペンス映画と言っても差し支えない内容です。今回の敵役リドラーとの闘いは、名作「セブン」のフォーマットを踏襲したかのよう。
悪役をただの悪役として扱うのではなく、社会の歪が作り出した弱者という立ち位置も描いており、様々なメッセージに富んだ映画だと思います。
評価:★★★★☆

91UP9eKTt1L._AC_SX342_.jpg

「バットマン映画で何が一番か?」という議論はよく見かけるものですが、私は思い出補正もあって、ティム・バートンの89年「バットマン」がオールタイム・ベストです。次点で「ダークナイト」でしたが、今回観た「THE BATMAN」が良かったので「ダークナイト」は降格しました。
スーツも89年が一番好きですが、今回のバットマンはマスクが秀逸でした。ボディはゴツゴツしてて好きじゃないんですがマスクだけは大好きです。
posted by Touchy at 20:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2024年01月13日

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観賞。

世界中で大ヒットして評判も良かったので期待度Maxで観ましたが、それが悪かったのかもしれません。最初の方はイマイチ退屈で、途中で止めようかとすら思いました。しかし、ドンキーコングが出てくるあたりからゲームの世界観が惜しげもなく投入されて楽しめました。原作の世界観を壊さず、映画として昇華した成功例でしょうね。マリオ本編はもとより、マリオカートや周辺ゲームを遊んだ方は楽しめるはず。
ゼルダの伝説の映画化も決定したそうですが、任天堂が関わるのであれば安心できそう。
評価:★★★★☆

71gvPScwOBL.__AC_SX300_SY300_QL70_ML2_.jpg

中学生ぐらいのときに友達と映画館に観に行った「スーパーマリオ魔界帝国の女神」。ハリウッドが50億円かけて制作したという触れ込みのこの映画がクソの中のクソみたいな映画だったので、30年越しのお口直しができて本当に良かったです。
posted by Touchy at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2024年01月02日

男はつらいよ・噂の寅次郎

映画「男はつらいよ・噂の寅次郎」を観賞。
昔からこのシリーズは大好きですが、何作ぐらい見たんだろう?と思いつつ、お正月に妻の実家で観賞しました。黄金の予定調和なので、そのあたりは割愛するとして、今作でも笑ってホロリと泣かせられました。年を取ると涙腺がますます緩くなって困るんですが、人情ものは最高ですね。お正月に見るとまた一段と良きです。
評価:★★★★★

71qdHpTw+jL._AC_SY445_.jpg
posted by Touchy at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画