2013年12月04日

感想:代替医療解剖

「代替医療解剖」を読みました。
鍼、カイロプラクティック、ホメオパシー、サプリメント、デトックスなど、巷に跋扈する代替医療と呼ばれるものの効果や危険性を科学的に公平な目で分析するというもので、非常に説得力があります。
例えば、デトックスの茶色い水は毒素などではなく、装置の金属の錆が主成分であるとか、ホメオパシーのレメディには有効成分(とされるもの)が1つの分子も入っていないこととか、淡々と事実を書いているのですが、とても分かりやすいです。

当然のことながら、(酷いものになると)霊感商法と同じレベルで人々を騙して大儲けしている代替医療産業に、段々と腹が立ってきます。しかし、読み終わる頃には少し考えが変わりました。
一部の政府や機関、大学などで代替医療を容認しているのは意図的なものではないかと勘ぐっています。それは、年々高騰する医療費の削減を狙ったものではないかと。重篤ではない患者がプラセボ効果の代替医療にかかるのは個人の勝手ですし、保険のかからない暴利の費用を払おうが経済効果という面ではプラスです。もっとうがった見方をすると、末期患者が代替医療を使えば速やかに逝去されるので高額な延命治療費が削減できる…。
上記はあくまで推測ですが、とにかく知識と批判力は大事だなと痛感した次第です。

作中にはDHMOのジョークが引用されています。ご存じない方は是非一読を。
いかに我々の判断が感情的で非論理的なものに騙されやすいかということを証明しています。
posted by touchy at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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