沢山作られていますが、レジナルド・オーウェンの古いものをピックアップ。古い映画ってとにかくストレートなものが多くて、今見ると潔さが新鮮なんですよね。
で、ディケンズの有名な原作をちゃんと読んだことがなく「意地悪なスクルージおじさんが改心するんだろうな」というレベルの知識でした。実はちょっと時間が空いたのでチラ見するつもりで観たのです。しかし、不覚にもボロボロと泣いてしまいました。
なんでしょう。言っちゃえば人に親切にしなさいという教訓なんですが、年を取って涙腺がゆるくなったのか、こんなに持っていかれるとは。キリスト様に興味がなくとも、人の幸せを心から願うことは、やはり美し過ぎます。観終わったあとは道ですれ違ったすべての人に「メリー・クリスマス!」と笑顔で挨拶をして、子供と遊んで、困ってる人には手助けをしたくなる、そんな映画です。
評価:★★★★★
