2019年01月12日

バーフバリ 1&2

映画「バーフバリ 伝説誕生」と「バーフバリ2 王の凱旋 」を観賞。
立て続けに観たのですが、かなりのボリューム。しかし、これは単なる一作目と二作目というものではなくて、前篇・後編と表現するのが正しいですね。英語の題は"The Beginning"と"The Conclusion"となっているので分かりやすいのですが、知らなかったら一作目だけ観てラストの「つづく」感に愕然としたかと思います。すごい良いところで終わるので。

さて内容ですが、噂に違わず凄いです。何が凄いって、吹っ切れ具合。「ええええ〜?」となるようなツッコミどころが多過ぎて疲れそうになるぐらい。かといってB級映画かというとそうではなく、ハリウッド超大作が霞むほどのクオリティ。繰り返しますが、凄いです。
この映画を表現する四文字熟語は…
・勧善懲悪
・予定調和
・荒唐無稽

すべて良い意味ですよ。例えるなら水戸黄門ですかね。悪人はとても分かりやすく極悪で、正義は必ず勝ちます。そのシンプルさがかえって新鮮で、とても痛快。主人公の超人ぶりも最高です。これぐらいやってくれないとスカッとしません。矛盾や正義の不在に疲れた民衆が観ると癒しになります。せめて創作物の中ぐらいは綺麗な正義があってほしい。これって娯楽の原点で有史以来民衆に求められてきたものなんですよね。
ちなみに私はこの映画で3回ぐらい泣きました。笑った回数は数えきれません。
評価:★★★★★

 
 
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2018年12月28日

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」を観賞。
マイケル・ムーアといえば「華氏 911」のイメージがあったので、やはり戦争や軍需産業をテーマにした映画なのかと思っていたのですが、まったく内容が違いました。世界各国(ていうかヨーロッパ圏ですが)に飛んで、それぞれの国の良いところを戦利品としてアメリカに持ち帰るというもの。

たとえば、有給休暇がアホほどあるイタリア、学校の宿題を無くして教育レベルを上げたフィンランド、経済破綻を招いた金融関係者を逮捕するアイスランド等々。既に知っているものもありましたが「へ〜」と唸るものまであり、勉強になりました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、アメリカが今のようになっちゃった経緯を考えると、絶対に彼の国のようにはなりたくないなーと思う次第です。

そういえば、日本のTV番組で「日本ってすごい!」みたいな自画自賛プログラムがありましたが(今もあるのかな?)、観てて本当に恥ずかしかったです。本当の先進国に行ったこと無い人ぐらいでしょ、あんなの見て喜べるの。この映画を観てて、日本にも良いところは沢山あるけど、他所から見習えるところも沢山あると感じました。

評価:★★★★☆


 
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2018年11月30日

ボヘミアン・ラプソディー

会社帰りにレイトショーで映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観賞。
本当に久しぶりの映画館での観賞でした。
観たかたの感想が軒並み高評価だったため、かなり期待して観に行ったのですが、ちょっとハードルを上げ過ぎたかな?というのが正直なところでした。

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とてもよく出来ていると思いますし、ラストはガン泣きでした。
ただ私は、全編を通してフレディを演じる役者さんの違和感が払拭できませんでした…。
特徴は物凄く捉えているし動き等は似ているのでライブ・パフォーマンスは良いのですが、顔が致命的に似ていない。口の動きなんか似てるけど過剰なモノマネに見えてしまったり。どちらかというとミック・ジャガー?当たり前だけど体型も違う。この所為で感情移入し切れなかったです。
最後のシーンでは歌の良さに助けられて、かなり違和感は薄れましたし、エンドロールでは本人の映像もあったので口直しにはなりましたが。ちなみに、ブライアン、ロジャー、ジョンの3名はすぐに違和感が無くなりました。(単に思い入れの違いかもしれません)

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最後あっさり終わってしまったのもちょっと物足りなかったです。脚色を入れてピークをラストに持っていくという意味では娯楽映画としては正解だと思うのですが、ちょっと軽すぎるなと。
辛いかもしれないけど、闘病のくだりや最期の姿を描いてほしかったです。
期待し過ぎた所為だと思うので、先入観無しで観たらもっと楽しめたかもしれません。また時間を置いてから改めて観賞したいと思います。
あ、一部の方が私向けに太鼓判を押してくれましたが、猫たちは期待通りで最高に可愛かったです(笑)バンドが演奏しているTVを見ながらグルグル喉を鳴らすシーンがお気に入りです。

評価:★★★☆☆

参考:クイーン自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』を事実検証
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2018年11月29日

人工知能はなぜ椅子に座れないのか

書籍「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」を読みました。
最近「AI」という言葉が飛び交っていますね。現在は第三次AIブームなのだとか。

非常に興味をそそられるタイトルですが、結論から言うとまぁまぁといったところでした。
端的に論旨を述べると、人工知能が万能であるという昨今の浮かれ方に釘を刺すといったところ。巷では2045年には人工知能が人間の知能を超える「シンギュラリティ」について喧伝されていますが、本書を読むと、物事はそんなに単純ではないということがよく分かりました。コンピューターの成り立ちから人工知能の発展と将来の展望を簡易に説明してくれています。

言いたいことは分かりますし納得なんですが、ちょっと繰り返しが多く冗長に思えました。また、一部では論理が飛躍しているところもあるように思えたり。私の理解力不足かもしれませんが、「場の哲学」のくだりなど、何度読んでも意味が通らない箇所も。とても興味深いタイトルに関わる説明についても、正直「なんじゃそりゃ」と思いました。当たり前じゃないかと思ったので。もっと面白いパラドックスが紹介されると思っていたので残念です。

まぁ、「弱い人工知能」と「強い人工知能」の違いが分かっただけでも収穫ですかね。私は「弱い人工知能」が高度になっていくのかなとイメージしていました。あくまで機械ですから、わざわざ人間と同じスペックを求めるのもなんだかなぁという気がします。


 
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2018年11月11日

9/11: 爆破の証拠 − 専門家は語る

ドキュメンタリー映画「9/11: 爆破の証拠 − 専門家は語る」をアマゾン・プライムで観賞。
60分の無料公開版もYouTubeで公開されています。



911で不自然に倒壊したビル群、特に衝突現場から離れており被害が少なかったにも関わらず制御爆破のように6秒で綺麗に真っ直ぐ崩れ落ちた第7ビルに対して「科学的に」検証したものです。説明するのは建築家や制御解体のプロ、物理学者等々。淡々と紹介される公式発表に対する反駁は、あくまで科学的なアプローチ。例えば、金属が融解する温度であるとか、物が押しつぶされる際の作用と反作用であるとか、複数の人による爆発音の証言などです。

映像を改めて見ると素人でも制御解体だと分かります。そこに理路整然とした説明を付け加えられると反論のしようがありません。ただし、このドキュメンタリーの優れたところは科学的な検証に止めているだけということ。誰がこれをやったとか、何のために仕組まれたとか、いわゆる陰謀論的なことには一切言及しておらず、あくまで匂わせるだけ。そこから先は各自で判断してねというスタンスですね。

私はこの映画を観て、制御解体されたという説を信じるようになりましたが、それを仕組んだのはテロリストかもしれないし、利害関係者かもしれないし、第三国かもしれないし、或いは政府かもしれない。我々が知ることができるのは、少なくとも「米政府がなにかを秘匿している」という事実だけです。

評価:★★★★☆


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2018年11月03日

運動靴と赤い金魚

映画「運動靴と赤い金魚」を観賞。

イランの映画で、かなり前から観たい映画リストに入れていたものです。最近、家内と観たい映画の趣向が合わなかったのですが、これについては久々に二人で観賞。



一言で表現すると「素朴」。特に大どんでん返しがある訳でもなく、感動の号泣を誘うわけでもなく(ホロリとはきます)、しかし、じわっと気持ちが温かくなる素敵映画。お金が無いから妹と兄で靴を共有するなど、今の日本ではあまりお目にかかれない設定が、なんとなく懐かしさを感じます。登場人物には根っからの悪人は出てこず、誰もかれも人間味溢れています。
主役である子供たちの演技も見事。本当に演技?と思うぐらい自然な子供です。そしてみんなえらいんです。思わずヨシヨシしたくなるぐらい…。
エンディングも、そこで切るんだ?という意表を突かれた演出でした。
古き良き映画ってラストはスパッと切りますが、そんな感じ。

評価:★★★★☆
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