2012年01月28日

ラヴィ・ド・ボエーム/コントラクト・キラー

じんわり味がある度:★★★★☆

カウリスマキ監督の作品集から「ラヴィ・ド・ボエーム」と「コントラクト・キラー」を観賞しました。前者は画質の悪いモノクロ映像で、両者とも淡々とした展開。
睡眠不足のときに観ると、居眠りすることは必至。

しかし、なんとも味のある映画です。
特に「ラヴィ・ド・ボエーム」は、感情移入し易かったです。文筆家、画家、音楽家の3人の男はどれもダメ人間の部類なんですが、憎めない。単なる自己中心的な人達かと思いきや、意外といい奴だったり。
そしてこの3人、悲惨な状況でもポケットの有り金を集めてその場を凌ぐ。決して前途洋洋ではないけど「何とかなる」というアティチュードは、逆説的な人間賛歌にも思えます。

基本的に全編に渡ってユーモアの味付けがあるので、その調子で淡々と終わるのかと思いきや、最後は予想外でした…。クライマックスからエンドロールにかけて「雪の降る街に」が使われていたが、やけに心に残ります。味のあるバージョンでしたが、篠原敏武氏という方が歌っている模様。

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2012年01月09日

悪人

もうちょい度:★★★☆☆

映画「悪人」を観賞。
キャスティングが素晴らしく、中々引き込まれる内容でした。中々丁寧に描写もしてあって好感を持てたのですが…、最後の最後でお涙頂戴な流れになってしまったのは残念。個人的には、もう少し淡々と描いてほしかったです。尺も、もう少し長くしてもらってもいいと思います。この手の映画は行間というか間で語る方がグッときます。

余談ですが、主人公が終盤に立てこもる灯台、五島列島の大瀬崎灯台が良かったです。実際に観光で行ったときに「ここで映画撮ったら面白いだろーなー」と思いましたがドンピシャ。断崖みたいなところに建っているのですが、「地の果て」というイメージが連想される、美しくも荒涼としたところです。


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2012年01月08日

リーサル・ウエポン

今更度:★★★☆☆

映画「リーサル・ウエポン」を観賞。
超有名な大ヒットシリーズですが、実は私は一度も観たことがありませんでした。特に興味も無かったのですが、話のネタに一度は観ておこうと思い、先日TVでやってたのを録画してチェック。

若かりしメル・ギブソンが新鮮で、観ていて照れるぐらいのベタな展開。
ぶっちゃけ、昨今のB級映画と同じレベルの作品に思えましたが、当時はきっとこれが金字塔だったんでしょうね。撮影技術等が洗練され、特にアクション映画の迫力たるや、昔の映画と今の映画を比べるのは非常に酷なことになっています。

これは映画に限ったことではなく、例えば音楽でもパイオニアと呼ばれる人々がいて、フォロワーが居るんですが、パイオニアは超えられることが宿命付けられているんですよね。後から色々付け足したり洗練する方が有利ですから。「超えられない壁」ってのは往々にして主観的なものであり、例えばビートルズのサージェント・ペッパーを若い子に先入観無しに聴かせたときに「斬新だ!」というかどうかという話で。
と、話が逸れましたが、この映画は「当時は最高だった」と想像してパイオニアへの敬意を表したいと思います。


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テルマ&ルイーズ

特に感想無い度:★☆☆☆☆

映画「テルマ&ルイーズ」を観賞。
有名な映画なのでタイトルだけは知っていたのですが、「俺たちに明日はない」と同じ路線のニューシネマなのかと思っていました。実際に観てみると当たらずも遠からずといった感じ。

吹き替えで観たのが悪かったのか、主人公達の言動がイラッとくるものが多くてダメでした。特にテルマの方。ただのバカ女じゃないかと。そんな彼女が後半には逞しくなっていく様も描かれますが、伏線も弱いし何事も唐突過ぎるご都合主義に終始。この手の自暴自棄なロードムービーは好きな方なんですが、色々ディティールでツメの甘さが目立ちました。実に中途半端な映画ですね。


posted by touchy at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画